(1)体調の不調が改善される
従来の歯列矯正治療は、単にEラインをきれいにするという美容的な意味の治療として行われてきました。
近年、噛み合わせのズレと体の不快症状の関係がわかってきて、正しい噛み合わせに基づいた歯列矯正治療をしていけば、見た目の美しさだけでなく、顎の筋肉の運動を正しく機能させることにつながり、偏頭痛、肩こり、首の痛み、浅い眠り、生理痛、生理不順、など多くの不快症状が改善されています。
(2)歯を抜かずに矯正治療ができる
矯正治療では、真ん中の歯を抜くのが当たり前とされてきましたが、患者さんの多くは、歯を抜くのが嫌で矯正治療を諦めていた人も多く、歯を抜かないことをとても喜ばれます。
噛む筋肉の軌道に合った位置に歯を並べ代えるという、立体的で3次元的な発想によって奥歯の噛み合わせを正しい位置に並べれば、歯を抜かずに治療が行えるのです。
(3)治療期間が短い
通常、矯正治療と言えば2,3年は治療期間がかかるのが普通でしたが、歯を抜かない最新の方法により治療期間を大幅に短縮でき、多くの治療が、一年前後で終わっています。
歯を抜いて治療する場合は、歯科医師の独断で、全く新しい噛み合わせを作っていくということになりますが、歯を抜かない矯正治療は、本来正しく歯が並ぶはずだった位置に歯を置き直しているだけなので、その違いがよけいな時間を省くことにつながるのです。
(4)マウスピース矯正を取り入れている
矯正治療で早くワイヤーを外したいという希望はどの患者さんもお持ちです。
歯を抜かない矯正治療では、マウスピースによる矯正を取り入れているので、ワイヤー器具をより早く取り外すことが出来ます。
そして、歯列矯正治療が終了するまでマウスピースのような取り外し可能な透明な物を使って、人に気付かれずに治療を終了することができるのです。
取り外し可能なので、お口が衛生的に保たれ、痛みや違和感がワイヤー矯正に比べて少なくてすみます。
また、ワイヤーを使った歯列矯正治療と併用することによって従来の歯列矯正治療では考えられないぐらい早くワイヤー装置を取り外せ、治療期間も驚く程早く終わることもできるのです。