はじめに
日本人の不正咬合の中で「出っ歯を治したい」方が一番多いです。
全ての出っ歯の患者さまを部分矯正で治すことはできませんが、歯を抜いたりしなくても短期間で出っ歯が治る方にとっては、部分矯正はとてもうれしい治療方法です。
どうやって部分矯正で出っ歯が治るかを解説していきましょう。
目 次
1、出っ歯2症例の治療解説
症例(1):A様の場合
矯正方法とそれぞれの治療期間・費用
期間 | 費用 | |
---|---|---|
唇側矯正 | 1.ワイヤー期間 4ヶ月 2.マウスピース期間 4ヶ月 合計8ヶ月 |
29万円(税抜・メタル色) |
舌側矯正 | 1.ワイヤー期間 6ヶ月 2.マウスピース期間 3ヶ月 合計9ヶ月 |
49万円(税抜) |
インビザライン矯正 | マウスピースのみ 合計14ヶ月 |
45万円(税抜) |
症例(2):B様の場合
矯正方法とそれぞれの治療期間・費用
期間 | 費用 | |
---|---|---|
唇側矯正 | 1.ワイヤー期間 3ヶ月 2.マウスピース期間 4ヶ月 合計7ヶ月 |
27万円(税抜・メタル色) |
舌側矯正 | 1.ワイヤー期間 5ヶ月 2.マウスピース期間 3ヶ月 合計8ヶ月 |
47万円(税抜) |
インビザライン矯正 | マウスピースのみ 合計13ヶ月 |
45万円(税抜) |
2、メタルボンド(かぶせ歯)で前歯のデコボコを治す
一般的に審美治療とは、前歯にセラミックの被せ物を入れて綺麗に並べる方法です。
芸能人がいきなり綺麗な歯並びになるのは、この被せ物の審美治療によるものです。
3、メタルボンド(かぶせ歯)のメリットとデメリット
「被せ物」のメリット
- 矯正装置を使わないので外見的に気にならない
- 治療期間が短い
- 歯の模様や色も治せる
- 本数によっては矯正よりも安価 ・・・
「芸能人みたいに白い歯にもできるなら‥被せ物って手っ取り早くて良いね!!」
「ちょっとまって!メリットもありますが、デメリットもありますよ!」
「被せ物」のデメリット
- 歯を大きく削ることになる
- 便宜的に歯を抜歯したり、歯の神経を抜く必要がある
- 経年劣化する(やり替えが必要になった場合は、再度料金がかかる場合もある)
- 二次的な虫歯になる可能性がある ・・・
「え!?歯を抜いたり、神経を取ったりするの!?簡単にきれいになったとしても、なるべく自分の歯は残していきたいな‥」
「そう感じるあなたには、被せ物よりも矯正が向いているかもしれませんね。気になるところだけを治したいのなら、部分矯正が適応になるかも。」
部分矯正と被せ物のメリットデメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
被せ物(セラミック) | ・自分の歯を最大限活用できる ・保定をしっかり行えば永久モノ!! |
・便宜的に歯や歯の神経を抜く必要がある ・歯を大きく削ることになる ・経年劣化する(やり替えが必要になった場合は、再度料金がかかる場合もある) ・二次的な虫歯になる可能性がある(PC不良には勧めない) |
部分矯正 | ・矯正装置を使わないので外見的に気にならない ・治療期間が短い ・歯の模様や色も治せる ・本数によっては矯正よりも安価 |
・時間がかかる ・痛みが伴う ・費用がかかる ・保定装置を数年使用する必要がある |
自分にどちらが向いているかは、元の歯並び、完成形の理想のレベル、優先順位(期間?見た目?健康?)など、考え方によって人それぞれ。
まずは歯医者さんに行って相談してみましょう!
4、部分矯正の治療の流れ
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部分矯正の治療の流れ
実際の部分矯正の治療はどんな風に進んでいくの?
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部分矯正専門医院の銀座青山YOU矯正歯科を6医院開院中。院長プロフィール、主な著書など。
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